お盆は、キャンプのため西湖に行っていました。イカダに乗ったり、湖を泳いだりと、人間回復といえるほどでもないけれど、そのような活動をしていました。例によって、ボーイスカウトの活動でのこと。
西湖っていうのは、富士五湖の一つで、河口湖のお隣にあります。あまり大きくないせいか、知名度もちょっと低めで、釣り人がまばらにいる、そんな湖。
今回、湖で遊ぶにあたって、子供たちはペットボトルでイカダを作りました。
どうやって作るのかって、ペットボトルを4つ束ねて、真ん中の隙間に竹を串刺しにするだけ。そして、その竹を組んでいけば完成です。めちゃくちゃシンプルな構造です。
でも、この作り方をあみだすまでに、いろいろな材料で試して、試行錯誤していたんだそうな。なんでも、一回生み出してしまえば簡単だけれど、それまでが苦しいもんです。まあ、昔はペットボトルもなかったけれど。
僕はあまりイカダには乗らないで、ほとんど泳いでいました。というのも、今回は、防水カメラを持っていって、水に浸かりながら撮影していたわけです。これが、新鮮な映像が撮れて、なかなか面白いんです。
そもそも、湖だとか海だとか山だとか森だとか、自然にかかわる遊びっていうのは、それだけで楽しかったりしますよね。
だけれども、自然に触れて楽しいだとか綺麗だと思うこの感覚が、不健全というか、普段どれだけ汚れた生活をおくっているか、ということの裏返しだということ。
そう思うと、現代の子供たちって、僕らのころよりも、少しずつ自然に触れる機会が減っているだけに、どんどん感覚の違った人間になっていくわけで、昔の人たちのように、自分の身体の使い方を知っている人間が減っていくのは当然なんですね。いろいろな時代の変化に順応して、なんとか生きていくのが人間なんでしょうけども、自分の身体と頭と全身を使って、地球を楽しむことが出来るんだということを、子供のうちから、選択肢の一つとして教えておいたほうが、単なるサイボーグにはならないんじゃないか、と改めて感じたりもします。
ボーイスカウトの古さが一周して、時代に合う日も、いずれくるのかなと思ったり、思わなかったり。
まあ、部屋にこもってパソコンしてるのも楽しいんですけども。
キャンプのちょっとしたスパイスに、イラストなんかも描いてみました。
悪の大王が、子供たちを襲うというストーリーのもの……。
Xactiで水中撮影
水に浸けたまま泳いだりもしましたけど、壊れなかったです。