犬を飼うときの選択肢
ここのところ、犬の散歩をしていると、レスキュー犬を連れている人によく会うようになった気がする。
レスキュー犬ってのは、人命救助をする犬、のほうではなくって、飼育放棄されたのち、幸運にも助けられた犬のこと。主に、保健所から連れ出された犬を指します。保健所の殺処分から助けられた犬だから、レスキュー犬。

昔から、「犬を飼いたいと思ったら、まず保健所に」なんてことは、どこかで誰かが言っていて、よく耳にフレーズだったけれど、昔はそれほど保護活動という取り組みが行われていたわけではなくって、ペットショップで高い金を払うよりは保健所の子をただで貰おうという、ちょっとばかり金を浮かそうとする考えが多かったように思う(詳しく調べたわけじゃないので、イメージで言っています)。
いや、べつにそれで助けられるんだから良いとは思うし、実際僕も、どこぞの誰に金が渡るかわからんようなペットショップには金を落としたくないという理由で、保健所から貰おうとしたことはあります。結局、別の縁で、サニィを譲り受けることになるんですが、その話はちょいと置いといて。
最近では、助けることを目的とした活動をしている人が、だんだん増えてきたのかなと、そんな印象を受けます。ネットでそういったサイトをよく見ていたので、知ってはいたんですけども、実際に活動をしている人たちに会うと、ああ、やっぱり増えているのだな、と実感するわけです。

こういった活動って、凄いたいへんだろうけれど、めちゃくちゃ地味で、あまり世の中から注目されなかったりするもんだから、知らない人も多いんじゃあないでしょうか。
捨てられた犬たちを預かって、新しい里親さんを探している人たちは沢山いるので、これから犬と暮らそうと考えている人は、保健所の犬も視野にいれてみては如何でしょう。けっこう可愛い犬がおりまっせ。
ちなみに、写真の犬がレスキュー犬ってわけじゃあなくて、これはサニィのお友達です。
保護団体および里親募集サイト
今 敏さん 永眠
楽しかったキャンプのすぐあとに、悲報のエントリを書くのもどうかと思ったけれど、
ファンとして、無視はできないので書くことにする。
映画監督の今 敏さんが、8月24日に膵臓がんで亡くなられたらしい。
最初にニュースの見出しでみたときは、ブラックジョークだと思った。それくらい信じられなかった。
今 敏監督といえば、これからも素晴らしい作品を創り続けて、賞を沢山取って、白髪になって、世間からは巨匠と呼ばれるような人生を歩む、そんな人だと思っていた。僕のなかでは、そういったイメージが固まっていたから、とても”死”ということには結びつかなかった。
これから、今監督の映画が観れないのは、ファンとして非常に残念だし、あの素晴らしい才能が失われてしまうことの社会的損失も大きいと思う。

今 敏監督には、一回だけ会ったことがある。新宿で行われた「十年の土産」という展覧会で。
ミーハーにも、サインを貰って、握手をしてもらったっけ。今監督の手は、すごい大きくて、ぶ厚かったのを覚えている。
今監督のサイト「KON’S TONE」には、最後のメッセージ(遺書)が残されていた。
自分の死を完全に受け入れて、達観しているところがまた凄い。
遺書
宣告の後、生き延びるための方法を妻と模索してきた。それこそ必死だ。
頼もしい友人や強力この上ない方の支援も得てきた。抗ガン剤は拒否し、世間一般とは少々異なる世界観を信じて生きようとした。「普通」を拒否するあたりが私らしくていいような気がした。どうせいつだって多数派に身の置き所なんかなかったように思う。医療についてだって同じだ。現代医療の主流派の裏にどんなカラクリがあるのかもあれこれ思い知った。
「自分の選んだ世界観で生き延びてやろうじゃないか!」
しかし。気力だけではままならないのは作品制作とご同様。
病状は確実に進行する日々だった。一方私だって一社会人として世間一般の世界観も、半分くらいは受け入れて生きている。ちゃんと税金だって払ってるんだから。立派には縁遠いが歴とした日本社会のフルメンバーの1人だ。
だから生き延びるための私的世界観の準備とは別に、
「ちゃんと死ぬための用意」
にも手を回してきたつもりだ。全然ちゃんと出来なかったけど。
その一つが、信頼のおける二人の友人に協力してもらい、今 敏の持つ儚いとはいえ著作権などの管理を任せる会社を作ること。
もう一つは、たくさんはないが財産を円滑に家内に譲り渡せるように遺言書を作ることだった。
無論遺産争いがこじれるようなことはないが、この世に残る妻の不安を一つでも取り除いてやりたいし、それがちょいと向こうに旅立つ私の安心に繋がるというもの。手続きにまつわる、私や家内の苦手な事務処理や、下調べなどは素晴らしき友人の手によってスピーディに進めてもらった。
後日、肺炎による危篤状態の中で、朦朧としつつ遺言書に最後のサインをしたときは、とりあえず、これで死ぬのも仕方ないと思ったくらいだった。
「はぁ…やっと死ねる」
なにしろ、その二日前に救急で武蔵野赤十字に運ばれ、一日おいてまた救急で同じ病院へ運ばれた。さすがにここで入院して細かい検査となったわけだ。結果は肺炎の併発、胸水も相当溜まっている。
医師にはっきり聞いたところ、答えは大変事務的で、ある意味ありがたかった。
「持って…一日二日……これを越えても今月いっぱいくらいでしょう」
聞きながら「天気予報みたいだな」と思ったが事態は切迫していた。
それが7月7日のこと。なかなか過酷な七夕だったことだよ。ということで早速腹はきまった。
私は自宅で死にたい。
周囲の人間に対して最後の大迷惑になるかもしれないが、なんとしてでも自宅へ脱出する方法をあたってもらった。
妻の頑張りと、病院のあきらめたかのような態度でありつつも実は実に助かる協力、外部医院の甚大な支援、そして多くの天恵としか思えぬ偶然の数々。
あんなに上手く偶然や必然が隙間なくはまった様が現実にあるとは信じられないくらいだ。「東京ゴッドファーザーズ」じゃあるまいし。妻が脱出の段取りに走り回る一方、私はと言えば、医師に対して「半日でも一日でも家にいられればまだ出来ることがあるんです!」と訴えた後は、陰気な病室で一人死を待ち受けていた。
寂しくはあったが考えていたのはこんなこと。
「死ぬってのも悪くないかもな」
理由が特にあるわけもなく、そうとでも思わないといられなかったのかもしれないが、気持ちは自分でもびっくりするほど穏やかだった。
ただ、一つだけどうしても気に入らない。
「この場所で死ぬのだけは嫌だなぁ…」
と、見ると壁のカレンダーから何か動き出して部屋に広がり始めるし。
「やれやれ…カレンダーから行列とはな。私の幻覚はちっとも個性的じゃないなぁ」
こんな時だって職業意識が働くものだと微笑ましく感じたが、全くこの時が一番死の世界に近寄っていたのかもしれない。本当に死を間近に感じた。(中略)
インターネット上でガンの宣言をして、残りの人生を日々報告したい気持ちもあったのだが、今 敏の死が予定されることは、小さいとはいえ諸々影響が懸念されると思えたし、それがゆえに身近な知り合いにも不義理を重ねてしまっていた。まことに申し訳ない。
(中略)
私の人生で出会った少なからぬ人たちは、肯定的否定的どちらであっても、やっぱり今 敏という人間の形成にはどこか必要だっただろうし、全ての出会いに感謝している。その結果が四十代半ばの早い死であったとしても、これはこれとして他ならぬ私の運命と受け止めている。いい思いだって随分させてもらったのだ。
いま死について思うのはこういうこと。
「残念としかいいようがないな」
本当に。(中略)
ありがとう、お父さん、お母さん。
二人の間の子供としてこの世に生を受けたことが何よりの幸せでした。
数えきれないほどの思い出と感謝で胸がいっぱいになります。
幸せそのものも大事だけれど、幸せを感じる力を育ててもらったことに感謝してもしきれません。
本当にありがとうございました。(中略)
さて、ここまで長々とこの文章におつき合いしてくれた皆さん、どうもありがとう。
世界中に存する善きものすべてに感謝したい気持ちと共に、筆をおくことにしよう。じゃ、お先に。
今 敏
KON’S TONE - さようなら
http://konstone.s-kon.net/modules/notebook/archives/565
西湖で泳ぐ
お盆は、キャンプのため西湖に行っていました。イカダに乗ったり、湖を泳いだりと、人間回復といえるほどでもないけれど、そのような活動をしていました。例によって、ボーイスカウトの活動でのこと。
西湖っていうのは、富士五湖の一つで、河口湖のお隣にあります。あまり大きくないせいか、知名度もちょっと低めで、釣り人がまばらにいる、そんな湖。

今回、湖で遊ぶにあたって、子供たちはペットボトルでイカダを作りました。
どうやって作るのかって、ペットボトルを4つ束ねて、真ん中の隙間に竹を串刺しにするだけ。そして、その竹を組んでいけば完成です。めちゃくちゃシンプルな構造です。
でも、この作り方をあみだすまでに、いろいろな材料で試して、試行錯誤していたんだそうな。なんでも、一回生み出してしまえば簡単だけれど、それまでが苦しいもんです。まあ、昔はペットボトルもなかったけれど。

僕はあまりイカダには乗らないで、ほとんど泳いでいました。というのも、今回は、防水カメラを持っていって、水に浸かりながら撮影していたわけです。これが、新鮮な映像が撮れて、なかなか面白いんです。
そもそも、湖だとか海だとか山だとか森だとか、自然にかかわる遊びっていうのは、それだけで楽しかったりしますよね。
だけれども、自然に触れて楽しいだとか綺麗だと思うこの感覚が、不健全というか、普段どれだけ汚れた生活をおくっているか、ということの裏返しだということ。
そう思うと、現代の子供たちって、僕らのころよりも、少しずつ自然に触れる機会が減っているだけに、どんどん感覚の違った人間になっていくわけで、昔の人たちのように、自分の身体の使い方を知っている人間が減っていくのは当然なんですね。いろいろな時代の変化に順応して、なんとか生きていくのが人間なんでしょうけども、自分の身体と頭と全身を使って、地球を楽しむことが出来るんだということを、子供のうちから、選択肢の一つとして教えておいたほうが、単なるサイボーグにはならないんじゃないか、と改めて感じたりもします。
ボーイスカウトの古さが一周して、時代に合う日も、いずれくるのかなと思ったり、思わなかったり。
まあ、部屋にこもってパソコンしてるのも楽しいんですけども。

キャンプのちょっとしたスパイスに、イラストなんかも描いてみました。
悪の大王が、子供たちを襲うというストーリーのもの……。
Xactiで水中撮影
水に浸けたまま泳いだりもしましたけど、壊れなかったです。
宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展を見る
池袋にて開催されている、「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」をちょっと覗いてきました。
岩波少年文庫の中から、50作品を宮崎駿さんにチョイスしてもらい、推薦文を書いてもらっているようです。
創刊60周年を記念した展示会なのだとか。発言力の高い人なだけに、本の価値も上がるし、マイナーな作品も世に広まるしで、なかなか良い企画ですね。
アリエッティの原作でもある、「床下の小人たち」も岩波文庫ですから、映画の宣伝も兼ねて行われているのでしょうけど。
ついでっぽく、アリエッティのイメージボードの原画も展示されとりました。

この展示会のタイトルに、”推薦文”とありますけども、
どちらかというと、感想文のほうが正しいような気がします。
宮崎駿が本を読んで、なにを思い感じたか、ときには思い出話なんかも語らっております。
作品が古いからなのか、駿さんの文章がそう感じさせるのか、なんだかノスタルジックな気分になりました。
文中によく「先輩から薦められた本」などと出てきましたけども、この先輩というのは、おそらく高畑勲さんのこと。
いたるところで先輩の話が出てきて、ほんとう、高畑さんの影響をつよく受けて、尊敬していることが分かります。

気になった作品を、会場内のショップで買おうと思ったんですけども、50冊すべては置いていないようです。
ジブリ特集の「BRUTUS」と「MOE
」だけ買っておきました。
購入者に限定配布されるミニ本は、配布終了していて貰えず。残念。
皆さま、本選びの参考に、ちょいと覗いてみてはいかがでしょう。
宮崎駿が選んだ50冊はこちら
- イワンのばか
- オタバリの少年探偵たち
- 思い出のマーニー
- 海底二万里
- 風の王子たち
- キュリー夫人
- 銀のスケート―ハンス・ブリンカーの物語
- クマのプーさん
- クローディアの秘密
- ゲド戦記
- 西遊記
- 三銃士
- ジェーンアダムスの生涯
- シャーロック・ホームズの冒険
- 小公子
- せむしの小馬
- 第九軍団のワシ
- 宝島
- たのしい川べ
- 小さい牛追い
- チポリーノの冒険
- 注文の多い料理店
- ツバメ号とアマゾン号
- 飛ぶ教室
- とぶ船
- トム・ソーヤーの冒険
- ドリトル先生航海記
- 長い長いお医者さんの話
- 長い冬―ローラ物語
- 日本霊異記
- ニーベルンゲンの宝
- ネギをうえた人
- ハイジ
- バラとゆびわ
- 秘密の花園
- ファーブルの昆虫記
- 不思議の国のアリス
- フランバーズ屋敷の人びと
- ぼくらはわんぱく5人組
- 星の王子さま
- ホビットの冒険
- まぼろしの白馬
- 真夜中のパーティー
- みどりのゆび
- ムギと王さま―本の小べや
- 森は生きている
- やかまし村の子どもたち
- 床下の小人たち
- 聊斎志異
- ロビンソン・クルーソー
犬の夏ばて対策
夏真っ盛り。
うだるような暑さが続いて、サニィが食欲不振に陥ってしまいました。
いままで順調に食べていたフードを、徐々に食べなくなってしまったので、
ほかのフードに変えてみたんですけども、それでもやはり駄目。
“サニィ太らせプロジェクト”の真っ最中だというのに、これはのっぴきならない事態です。
このままではミイラになってしまうのではないかと思い、
犬仲間の人に相談をしていましたら、フードを沢山頂いてしまいました。ありがとうございます。

まずサラさんに頂いたのは、WYSONG(ワイソン)。
アメリカのWYSONG社が開発した、無添加の自然食ドッグフードで、涙やけや夏ばてにも効くそうです。
酵素や乳酸菌が含まれているフードは、あまりないのだとか。

マロさんに頂いたのは、ナチュラルハーベスト。
こちらは日本の会社のようですけども、原材料はアメリカ・日本・ニュージーランドのようです。
研究熱心な会社で、ほかのフードメーカーで問題が起きたりすると、常に自分の事と捉えて、すぐに修正をしているようです。

モモさんからは、獣医さんを介して購入されているフードを頂きました。
なにやら、独自配合で通販でも売っていないそうです。だもんで、フードの名前は判らないのですけども、すごく食いつきは良かったです。
ちなみに、小粒でドーナツみたいに穴の空いた珍しいフードでした。
皆さん、フードには気を使っておられます。
僕はフードに関して鈍感だったもんで、どんなものが良いのか全然知らなかったんですけども、
これを機会に、ドッグフードを勉強していきましょう。
そして肝心の夏ばて対策について、ちょいと調べてみたら、
食欲不振に陥った場合は、あの手この手で食べさせながら乗り切るのが良いんだそうです。
ドライフードにヨーグルトをかけたり、ドッグフード用のふりかけなんかも効果的なんだとか。
うちのサニィは飽き性なので、複数のフードでローテーションを組んで、なんとか夏をすごしましょう。
ちなみに、現在のサニィの体重は5.5kg。
やっぱ痩せてら。
