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変化し続ける宮崎駿
ジブリの新作「借りぐらしのアリエッティ」は、2010年7月17日公開だそうです。その告知のため、昨夜は「崖の上のポニョ」が地上波で初放送されました。
劇場でも観ましたけど、テレビ放映されるとなぜか観てしまうのがジブリ映画です。
今回で二度めの鑑賞ですけども、一回めとは違って背景やディテールに眼がいくようになって、新たな気づかされがありますね。
まるで絵本のような作品で、大人にはすこし物足りなく感じるかもしれませんけども、こういった作品こそが「子供のために映画を作る」と公言している宮崎駿の本質なのだろうと思います。
これまでの作品のように繊密な映画も、作ろうと思えば作れるんだろうけど、ほとほと厭きてしまったんでしょうね。
ジブリが徳間書店から独立したころ、「これからは宮さんに好きな映画を作らせたい」というようなことを、鈴木敏夫プロデューサーが言っていたと記憶しているけれど、それ以後は、初期のジブリ作品とはあきらかに違った映画になっています。
こういった作品の変化が、過去の作品を求めるファンの間では、宮崎作品はつまらなくなった、と言われているようです。
僕は同じものを見るよりも、別の世界を見せてもらえたほうが良いですけど、世間はどうも違うのだなあ。
作り手としても、同じものを作っていても届く先に広がりもないし、作品が変わっていくのは当然のことだと思うんですけどね。
ずっと同じ道を歩くより、たまには知らない道に入り込んで迷子になるのも楽しいものです。
アバター”AVATAR”
映画― 2010年1 月9日 ![]()
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話題のアバターを見てきました。
押井守に「10年経っても追いつけない」と言わしめた映像は、ほんとうに素晴らしものだった。もしかしたら、映画史に残る作品になるんじゃないかな。
3D上映の字幕版で観たのだけれど、この映画に限っては吹替え版もありかもしれない。
字幕を追っていると、3D映像に慣れるまでに時間がかかるのと、映像自体にも情報量が多いので、できるだけ映像に集中したほうが良いです。
3D映像ってのは、久しぶりに観たのだけれど、ずいぶん技術が進歩していて驚かされました。
昔は、かなりウソくさい薄っぺらな立体映像だったけれど、アバターはほんとうにリアルで、匂いが漂いそうなくらい臨場感があった。映像の奥行きが、普通の映画とは違います。このまま進めば、映画は3D時代に突入するのかもしれない。
アバターが、3D映画の秀作として、長い期間語り継がれるのは間違いないでしょう。
ストーリィについては、各所で語られているとおり、そんなに捻りのあるものではないけれど、それでも、ハリウッドお得意の迫力だけに重点をおいた、アメリカ万歳映画ともすこし違う。というか、アメリカ人がアメリカを批判しているのだ。
そもそも、監督のジェームズ・キャメロンは、日本アニメのファンでもあるらしく、その影響を色濃く受けていることを感じさせます。
宮崎駿と押井守を足して、キャメロンというハンマで砕いてからアメリカ製のフィルタで漉したらアバターが出来上がりました、という感じだろうか。
日本のアニメを見ている人には、すごく馴染みやすい映画であると思う。
アポカリプト
映画― 2009年10 月24日 ![]()
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アポカリプトを見た。
ちょいと、ネタバレありで書きます。
舞台は、マヤ文明後期のジャングル。事前情報としてあったのは、それだけ。
物語早々、襲撃をうけた部族がジャングルを移動していく。
これは、おそらくスペインに襲われたのだろう、スペインとマヤ人の戦いを描いた映画なのだな、ふむふむ、と構えていたのだけれど、これが全然違っていた。
マヤ帝国の兵士が、原住民を国家へと強制連行して、奴隷として人身売買してしまうのだ。さらには、そのまま生贄として、ばったばったと首を撥ねる。
それが、ひとりやふたりじゃあない。次から次へと残酷な描写が繰り返されていく。
う~ん、たしかにマヤ文明は、生贄の儀式があったらしいけど、ここまで殺すか?
よく、戦争映画や時代劇なんかでも、痛々しい描写があったりするけれど、これはさらに輪をかけて残酷だ。
なんだか、マヤ人の印象を悪くしようとしているように思えなくもない。
そして、この映画の主人公であるジャガー・パウ君も生贄となり、殺されかけてしまう。
しかし、そこは主人公、死ぬわけにはいかない。命からがら逃げ出します。
ここからが、この映画の真骨頂。もの凄い逃亡と、戦いが繰り広げられるのであった。
追いかけてくる大勢の帝国兵の攻撃をかいくぐり、ランボー並の戦術とスタミナで、帝国兵をばったばったと倒しながら自分の村へと戻っていく。
しかし、多勢に無勢。全員倒すことはできず、さすがのジャガー・パウ君も体力の限界がやってきた。
そして、ヘロヘロになりながらジャングルを抜け出し、海へと出る。
そこで、ジャガー・パウ君は、あるものを見て呆然として、砂浜にへたれ込んだ。
追ってきた帝国兵も同様に、その光景を見て呆然としてしまった。
そう、沖合いには十字架をかかげた船が。いかにも正義の味方のように格好良く登場した、スペインなのだった。これがこの映画のオチ。これには、正直、打ちのめされてしまった。マヤ文明後期の設定は、このためだったのだ。
キリスト教びいきに、う~ん、と思うところもあるけれども、巧みな伏線の回収と、迫力のあるアクションに、どんでん返しのオチ。この映画には、最初から最後まで、いろんな意味でやられっぱなしであった。
ターミネーター4 Terminator Salvation
映画― 2009年6 月17日 ![]()
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ターミネーターは帰ってきましたよ。
前作のT3が、ただ破壊しまくるだけで、ドラマのないヒドイ出来だっただけに、今回は、挽回の意味も込めて、期待しておったのですよ。
冒頭から、「あぁ、これなら大丈夫そうだな」という雰囲気だったので、安心して観ることができた。
これでコケたら、ターミネーターはもう完全に死んだな、と思っていたので、ほんとうに良かった。
ネタバレになるので、あまり言えないけれど、T1とT2のオマージュが盛りだくさんで、ファンにはたまらなく嬉しい作品になっていた。
さすが、ターミネーターファンの監督が作っただけあって、過去作品への敬意を感じるし、真面目に仕上げたな、という感じ。
それに、役者が良い。ジョン・コナー役のクリスチャン・ベイルは言うまでもないけれど、サム・ワーシントンが演じる、マーカス・ライトが、最高にカッコイイ。ほとんど、彼が主役ですよ。少年時代のカイル・リースを演じたアントン・イェルチンも良い。予告を見た限りでは、カイルには見えなかったけれど、それは勘違いだった。むしろ、カイルにしか見えないくらいだ。そうとう、T1のカイルを研究したのだろうなあ。シルバーマン博士も登場するかと、期待したけれど、さすがにそれは無かった。
ターミネーター5の制作も決まっているようだし、楽しみに待ちたい。
GOEMON
映画― 2009年5 月14日 ![]()
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先日、GOEMONという映画を観てきました。
この監督さん、宇田多ヒカルとかのPVを作っていた人で、映像畑出身なだけあってCGに力が入っています。
全編オーバレイフィルタをかけたような、こってりとした濃い映像で、好き嫌いが分かれそうですけども、僕は嫌いじゃあないです。
ストーリィのほうは、あまりヒネリがありませんけどね。映像目的で観るには良いですよ。

ちなみに、南大沢で観たのだけれど、あの街、ずいぶん変わっていて驚きました。
最後に行ったのが8年ほど前で、そのころは、アウトレットなんてなかったし、当然映画館もなかったわけで、人なんて数える程度しかいなかったんですけど、いまではもう観光地状態ですね。
東京都立大学を、高校生のふりをして見学した、あのころが懐かしい(笑)。













Webサイト制作やグラフィックデザインしたりすることを生業としています。