ターミネーターは帰ってきましたよ。
前作のT3が、ただ破壊しまくるだけで、ドラマのないヒドイ出来だっただけに、今回は、挽回の意味も込めて、期待しておったのですよ。
冒頭から、「あぁ、これなら大丈夫そうだな」という雰囲気だったので、安心して観ることができた。
これでコケたら、ターミネーターはもう完全に死んだな、と思っていたので、ほんとうに良かった。
ネタバレになるので、あまり言えないけれど、T1とT2のオマージュが盛りだくさんで、ファンにはたまらなく嬉しい作品になっていた。
さすが、ターミネーターファンの監督が作っただけあって、過去作品への敬意を感じるし、真面目に仕上げたな、という感じ。
それに、役者が良い。ジョン・コナー役のクリスチャン・ベイルは言うまでもないけれど、サム・ワーシントンが演じる、マーカス・ライトが、最高にカッコイイ。ほとんど、彼が主役ですよ。少年時代のカイル・リースを演じたアントン・イェルチンも良い。予告を見た限りでは、カイルには見えなかったけれど、それは勘違いだった。むしろ、カイルにしか見えないくらいだ。そうとう、T1のカイルを研究したのだろうなあ。シルバーマン博士も登場するかと、期待したけれど、さすがにそれは無かった。
ターミネーター5の制作も決まっているようだし、楽しみに待ちたい。
ターミネーター4 Terminator Salvation
投稿日:2009 年 6 月 17 日