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心に響くもの

日常 東京散歩

調布七福神めぐり

投稿日:2012 年 4 月 7 日

調布七福神めぐり武蔵野吉祥七福神につづきまして、調布の七福神めぐりをしてきました。
前回は、ひとりで歩いていたんですけども、今回はふたりで歩いたので、とっても遠足気分なのでした。
今回のコースは、ちゃんと歩けば12キロほどの距離なんですけども、のんびり遊んでいたり、寄り道をしたり、道を間違えたりしていたので、すべてを回ることができなかったんですけども、きっと20キロ近く歩いたんじゃないかと思います。
でも、ご利益だけはちゃんとくださいね、七福神さま。



調布七福神めぐり

まず最初に寄ったのが、西調布のすぐ側にある西光寺です。
入口では、近藤勇像が勇ましい顔で睨みつけています。
ここには、大黒天が祭られているそうですけども、大黒さまの像は見当たりませんでした。

調布七福神めぐり

さんざん探し回った結果、観音堂に安置されていることが分かりました。
もう、これが大黒さまでいいや。と撮られた猫。

調布七福神めぐり

調布の天神通り商店街は、とっても鬼太郎ワールドでした。
すべてのキャラをおさめたつもりでいたら、どうやら、こなきじじいだけ撮り逃していたようです。
きっと、僕には見えなかったか、お出かけしていたか、どちらかでしょう。

そして、次に向かったのが大正寺。
ここには恵比寿さまが祭られています。
しかし、これまた見つかりません。

天上天下唯我独尊のポーズをキメた仏陀さんならいらっしゃいました。
七福神めぐりなのに、なかなか七福神さんに会えません。

調布七福神めぐり

これはどうしたものか、これじゃただの町歩きじゃないかと思いながら、深大寺に向かっていたら、これまでお留守だった、大黒さまと恵比寿さまが、仲良く並んでいるじゃありませんか。
こんなところに、お出かけ中だったとは。

調布七福神めぐり

そして、次は深大寺の毘沙門天です。
深大寺と言えば、蕎麦が有名ということで、のんびりお昼ご飯を食べてから、毘沙門天を捜すことに。

相棒が、人気蕎麦屋ランキングを調べてきてくれたので、一番人気のお店で食べました。

調布七福神めぐり

お腹がいっぱいになったところで、鬼太郎茶屋のギャラリーなんぞを覗いてみたり。
風景画の展示を鑑賞してみたりと、すっかり深大寺を満喫。

調布七福神めぐり

この日は、お釈迦様の誕生日の前日ということで、お堂が解放されていて、千ウン百年前の仏像が展示されていました。その横には、毘沙門天がいらっしゃるじゃありませんか。
僧侶の方が、熱心にお釈迦様と仏像の説明をしてらっしゃいました。確か、以前、上野のブッダ展で展示されていた仏像だったと思います。
とにかく、千ウン百年の歴史があることを強調してらっしゃいました。

しかし、僕らの目的は毘沙門天。
重要文化財の仏像を横目に、毘沙門天をまじまじと見つめる僕ら。
「これは明治のものですね」と、どこか寂しげに僧侶の方は説明していました。

撮影禁止のため、残念ながら写真はありません。

調布七福神めぐり

そして次は、祇園寺。
ここには福禄寿が祭られています。
しかし、例によって例のごとく、お堂のなかにいるのか、お会いできませんでした。
苦し紛れに、入口あった石像を撮影。これは、なんなんだ?

次に向かったのが、常性寺。ここには布袋さんがいるはずなんですけども、常性寺についたときには、門が閉まってるじゃありませんか。
時刻は午後5時14分。5時には、閉まってしまうようです。
まさかのタイムオーバー。

調布七福神めぐり

せっかく、ここまで来たので、残りもダメもとで行ってみましょうか。ということで、歩き続けることに。
コースは一旦、野川に出たので、川沿いを歩いていたら、おしゃべりに夢中になりすぎて、辺りはもう真っ暗。
もはや、どこだか分からない景色になってるじゃあないですか。

視界の先には、線路が見えるけれど、どうもあれは京王線ではないような。
なんだか、小田急っぽいよね。なんて話していたら、思ったとおりの小田急線。
喜多見まで歩いてしまったのでした。

ということで、小田急線に乗って帰ってきました。
調布七福神めぐり、達成ならず~。またいずれ挑戦しましょう。

七福神

ところで、七福神って、七人の神さまが集まって、かわいくデフォルメされちゃってるものが、もう当たりまえのようになってますけども、元を辿ると不思議な組み合わせですよね。
日本と中国とインドの神さまが、ごちゃ混ぜになったユニットなんだから。いかにもなんでも取り入れてしまう日本らしさというか、なんだかテキトーで、ゆるくてイイ感じ。

七福神を、元もとの神さまに戻して、並べてみるとこんな感じです。

恵比寿
恵比寿さまは、七福神のなかで唯一の日本の神さま。
恵比寿を称する神さまは複数あるようで、蛭子命か、事代主神とされることが多いのだとか。

 
大黒天
大黒さまは、ヒンドゥー教のシヴァ神、マハーカーラが元になっています。
とても福の神とは思えない形相です。

 
毘沙門天
毘沙門天もヒンドゥー教のクベーラ神が元になってます。
ヴァイシュラヴァナともいわれて、毘沙門天はその音写なのだとか。

 
弁財天
紅一点、桃レンジャーのような存在の弁財天。
彼女もヒンドゥー教の女神、サラスヴァティーが元になっています。

 
福禄寿・寿老人
福禄寿と寿老人は、道教の宋の道士天南星、または、道教の神で南極星の化身の南極老人とされています。
福禄寿と寿老人は、同一神なんですね。

 
布袋
布袋さんは、中国に実在したといわれる伝説の僧侶が元になっているのだとか。
“神さま”じゃないじゃんね。

雪の中で横になっていても、布袋の身体の上だけには雪が積もっていなかった、だとか、人の吉凶を言い当てた、という逸話が伝えられている、あたりが伝説らしい。
でも、だからって、なんで、ひとりだけ人間なのさ。

御朱印でめぐる東京の七福神


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